コラム
ウィズコロナ・ポストコロナの働き方(成長戦略実行計画案より)
カテゴリー:新型コロナウイルス関連
2020年07月25日 9時00分
7月17日、令和2年第11回経済財政諮問会議、第41回未来投資会議が合同で開催され、成長戦略実行計画案が決定されました。
詳しくはこちら
令和2年第11回経済財政諮問会議・第41回未来投資会議合同会議
首相官邸の「成長戦略ポータルサイト」も参照いただくと、成長戦略実行計画、成長戦略フォローアップ、未来投資会議について、一層理解が進みます。
【成長戦略実行計画案】
第2章「新しい働き方の定着」として、次の3つが掲げられ、ウィズ・コロナ、ポスト・コロナの時代の働き方において、兼業・副業、フリーランスなどの多様な働き方への期待は高いとしています。
1.兼業・副業の環境整備
2.フリーランスの環境整備
3.社会人の創造性育成(リカレント教育)
また、第9章「新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえた対応」として、感染拡大の防止策を講じつつ、雇用維持、事業継続(資金繰り支援)、官民挙げた経済活動の回復、サプライチェーン対策、ICT(=Information and Communication Technology・情報通信技術)による非接触・遠隔サービス(※)の活用を補正予算を通じて行ってきたことを挙げています。
※ICT等による非接触・遠隔サービスの例
●テレワーク(労務管理の明確化、通信機器の導入支援、サイバーセキュリティ対策)
●オンライン診療
●オンライン教育・オーダーメイド型教育(GIGAスクール Global and Innovation Gateway for All)
そして、今後(=ウィズ・コロナ、ポスト・コロナといわれる社会)、以下のような社会像・企業像が求められるとしています。
①新しい働き方(テレワーク・在宅勤務、時差出勤、兼業・副業等)を定着させ、リモートワークにより地方創生を推進し、DX=デジタルトランスフォーメーションを進めることで、分散型居住を可能とする社会像
②変化への対応力があり、強靱性・復元力を持った長期的な視点に立った社会像
③企業も眼前の利益にとらわれず、長期的なビジョンに立った企業像
④脱炭素社会・循環経済の実現も含め、持続可能性を持った社会像
【成長戦略フォローアップ案】
以下の13項目について述べられていますが、今後の方向性を知る手掛かりとして有効です。ぜひこちらもご確認下さい。
1)兼業・副業の環境整備
2)フリーランスの環境整備
3)社会人の創造性育成(リカレント教育)
4)テレワークの推進
5)中途採用・経験者採用の促進等
6)主体的なキャリア形成を支える労働市場のインフラ整備
7)生産性を最大限に発揮できる働き方に向けた支援
8)70 歳までの就業機会確保
9)働き方の多様化や高齢期の長期化・就労拡大に伴う年金制度の見直し
10)女性活躍の更なる拡大、ダイバーシティ経営の推進
11)初等中等教育段階におけるSosiety5.0時代に向けた人材育成
12)大学等におけるSosiety5.0時代に向けた人材育成
13)産業界におけるSosiety5.0時代に向けた人材育成・活用
受付時間:9:30~17:30 定休日:年末年始、GW、夏季
社会保険労務士シモダイラ事務所のセキュリティ対策