コラム

社会保険労務士シモダイラ事務所 > 新型コロナウイルス > 雇用調整助成金について(8/7:厚生労働大臣の会見より)

雇用調整助成金について(8/7:厚生労働大臣の会見より)

最近、弊所にお問い合わせの多い、雇用調整助成金の今後について、現時点での情報を提供致します。

 

Q.10月以降、雇用調整助成金(新型コロナ特例措置)はどうなりますか?

A.厚生労働省のホームページに、8月7日(金)に行われた加藤厚生労働大臣の会見の概要が出ています。

 

加藤大臣会見概要 (令和2年8月7日(金))

 

 

この会見で、雇用調整助成金について、以下の通り言及されています。

 

記者:

雇用調整助成金の件です。来月末に期限が迫りますが、特例措置の延長を求める声が与野党双方からでております。雇用情勢も厳しいですが、どのような対応をいつ頃までにお考えでしょうか。また延長については年末までという案もあるようですがいかがでしょうか。

 

大臣:

雇用調整助成金については日額15,000円に引き上げるなど拡充を行い、事業主の皆様が雇用維持に向けて努めていただけるよう、取り組ませていただいています。現時点で、申請件数で約71万1334件、支給決定件数は59万9,385件ということであります。また、支給決定金額は約5850億円です。

 

マクロ的に見ると、申請して大体9日間くらいで決定ができているということで今鋭意作業を進めさせていただいておりますが、そういった意味では、今でも引き続き申請が出てきているのが現下の状況であります。今お話がありましたように、特例措置は9月末までとなっています。

 

この特例措置の取扱いについては足下の感染の状況、それから雇用の状況などを踏まえて判断していかなければと考えておりますが、いずれにしても企業がそれぞれの雇用を含めた経営戦略をそれぞれ持ちながら対応されているわけでありますから、当然そうしたタイミング、時期、企業側がそういったことを判断するのに必要な期間、そういったこともしっかり考慮しながら、先ほど申し上げた点を踏まえ判断していきたいと思います。

 


 

【補足情報】

8月11日、厚生労働省の雇用調整助成金ホームページにて、以下の資料が更新されました。

 

・雇用調整助成金ガイドブック(簡易版)の8月1日現在版

・雇用調整助成金FAQの8月1日現在版

 

いずれも前の版との大きな変更点はないようですが、ご確認ください。

 

 

関連記事

お問い合わせ