新型コロナウイルスの感染が急拡大し、各地で過去最多の感染が報告されています。新たに主流となったのはオミクロン株「BA.5」は感染力が強く免疫も逃れやすいとのことです。また、７月１４日に行われた岸田内閣総理大臣記者会見では、「新たな行動制限は現時点では考えていません。その一方で、社会経済活動と感染拡大防止の両立を維持するためには、世代ごとにめりはりの効いた感染対策を更に徹底していくことが必要です。」ということが述べらています。

７月３０日現在、国内の累積感染者数は1,200万人を超えているなど、新型コロナウイルス感染症の感染は拡大を続けており、誰もがいつ感染するかわからない状況と言えるのではないでしょうか。ちなみに東京都（福祉保健局）もホームページで療養に備えた準備を呼びかけています。

２年前の新型コロナの発生からこれまで６回の感染の波がありました。各企業や組織ではこのような事態に備え、様々な対策を取られてきたことと思います。ところが第７派といわれる今回の感染状況をみると、会社は事業を継続してくための体制や方法について、もう一度点検することが必要なのではないでしょうか。

内閣府防災情報のページより引用
企業は、災害や事故で被害を受けても、取引先等の利害関係者から、重要な業務が中断しないこと、中断しても可能な限り短い期間で再開することが望まれています。また事業継続は企業自らにとっても、重要業務中断に伴う顧客の他社への流出、マーケットシェアの低下、企業評価の低下などから企業を守る経営レベルの戦略的課題と位置づけられます。この事業継続を追求する計画を「事業継続計画（BCP）」と呼び、内容としてはバックアップのシステムやオフィスの確保、即応した要員の確保、迅速な安否確認などが典型です。それらは事業内容や企業規模に応じた取組みでよく、多額の出費を伴わずとも一定の対応は可能なことから、すべての企業に即応した取組みが望まれています。

東京都中小企業振興公社および東京都産業労働局ではBCP策定支援を行っています。次のチェックリストをもとに対策が不十分と思われる場合は、この機会にBCPの点検・策定にお取組みいただくことをお勧めします。詳細は以下をご参照ください。
感染症に対応したBCP策定総点検チェックリスト

東京都中小企業振興公社ホームページ　　BCP策定支援事業～事業継続計画の策定をサポートします！～

東京都産業労働局ホームページ　BCP策定支援