コラム
ビジネス・パフォーマンス
カテゴリー:柔軟な働き方
2020年08月25日 9時00分
今回は、働き方改革の文脈で語られる「労働生産性」を、「ビジネスパフォーマンス」(筆者が勝手に考えた言葉)と言い換え、これを考えてみたいと思います。
つまり、“仕事ができる人” = “ビジネスパフォーマンスの高い人” ということとなります。
ビジネスであれスポーツであれ、パフォーマンスの向上は、ビジネスやスポーツへの意欲と能力を高めていった結果として現れます。
そして意欲と能力を高めていくためには、「心」・「技」・「体」のバランスを整えることが必要です。
筆者の体験に基づく解釈では、心技体とは同時に整うものではなく、「体」→「心」→「技」の順に整えていくものではないかと思っています。
体:食事、入浴、睡眠が十分で、身体に疲労がない状態を作る。
心:体調が良くなってくると、不安や心配ごとが軽減し、心が落ち着いてくる。
技:心が落ち着いてくると、やるべきことの優先順位・段取りが冷静に判断できるようになる。
本来なら今年は、「働き方改革2年目」として、働きやすい職場環境の構築を進めると同時に、働く方一人一人のビジネスパフォーマンスの向上を考える年でもありました。
ところが、全く予期しえなかった新型コロナウイルス感染症のため、テレワークや時差出勤等、この短期間で私たちの働く環境は大きく変わることを余儀なくされました。
初めてのことばかりで戸惑われている方も多いのではないでしょうか。仕事に対する意欲も能力も、維持することは容易でない状況に陥ってしまったことは、誰しもが共感するところです。
それでも、いつまでも下を向いてばかりではいられません。
このコラムをお読みいただいたことを機に、9月をリスタートの月とすることができるよう、参考となるサイトをご紹介します。
経営者の方も、従業員の方も、ご自身の振り返りをしてみて下さい。
1.日本産業カウンセラー協会ホームページ
「新型コロナウイルスによる不安やストレスなどの心の問題に対処するために」
引用:
新型コロナウイルスの感染拡大により、不安やストレスを感じる方も多いと思います。働く人やそのご家族のこころの健康、キャリア開発、職場環境改善等を支援する産業カウンセラーから「新型コロナウイルス感染症」に関連して、心身の健康をどう維持していくか、対処法や留意点についてお話しさせていただきます。ぜひご覧ください。
2.厚生労働省・働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」
引用:
新型コロナウイルス感染症のまん延とその対策の影響を受けて、仕事や生活に不安やストレスを感じている方も少なくないと思います。「こころの耳」では、こうした不安やストレスと上手に付き合う方法について、さまざまな専門家からのアドバイスをお届けします(順次追加していく予定です)。また、新型コロナウイルス感染症に関連した情報や相談窓口などをご紹介しています。
どちらのHPも、充実したコンテンツとなっており、テーマも趣旨も非常によく似ています。
具体的なアドバイスが豊富に掲載されていますが、すべてを読み込もうとするのではなく、リラックスして、興味・関心のあるテーマから少しずつ眺めてみて下さい。
ちょっとでも自分への気づきになったり、視界が開ける感覚があれば、幸いです。
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