コラム

2023年 新年のご挨拶

あけまして、おめでとうございます。
このコラムをご覧の皆さまにおかれましては、健やかに新年を迎えられたことと、お慶び申し上げます。

さて、弊所は、令和2年からの3年間というもの、新型コロナウイルス感染症のため休業等を余儀なくされた企業に対する雇用調整助成金の申請や、テレワークの導入といった、働く方々の雇用維持と就労支援に尽力して参りました。特に昨年は、日常生活や事業活動でもコロナ前の水準への回復が進む一方で、物価高・円安による影響が顕著に表れた一年でもありました。働く人の意識や価値観の変化が急速に進むなか、「働き方改革」や「ワークライフバランス」の実現は未だ取組みの途上にあり、本年はこれまで以上に前進させなくてはならないと考えます。

ところで、私が所属する全国社会保険労務士会連合会(連合会)でも、会長による新年のご挨拶が表明されています。(会長挨拶
挨拶のなかで、
新たに「Beyond CORONA with You(全国社会保険労務士会連合会_20221202)」を掲げ、今後、社会保険労務士として担うべき役割を改めて確認するとともに、これまで取り組んできた「働き方改革」を超えた「働きがい改革」を提唱することにより、新しい時代に「より前向きに働きたいと思える職場づくり」の実現に向けて貢献していく所存でございます。
とあります。

同時に連合会では、「人を大切にする企業」づくりから「人を大切にする社会」の実現へと題し、SDGsへの取組みも推進しています。
そこでは、
連合会は、これまでも「人を大切にする企業づくり」と「人を大切にする社会の実現」を目指し各種の社会貢献事業を展開してきました。これらの事業はSDGsの目指す目標であるすべての人が健康で幸せに暮らせる社会働きがいも経済の成長も両立できる社会の実現につながるものです。これからも社労士はすべての人の心に寄り添う労務管理と労働社会保険諸法令の専門家として皆様とともに明るい社会づくりに貢献していきます。
とあり、会長挨拶にある「働きがい改革」は、SDGsやビジネスと人権など、グローバル化・国際的な関心の流れを受けていることが分かります。
※昨年12月2日、連合会は内外に向け、「全国社会保険労務士会連合会 人権方針」を策定・発信しております。

弊所では、昨年9月、葛飾区が実施しているSDGs宣言事業に参画しました。
9月24日付コラムをご参照ください。シモダイラ事務所SDGs宣言書
このSDGs宣言の際「ゴール8:働きがいも経済成長も」を取組内容の一つとして定めたのですが、それは上記の連合会の方針と考えを同じくするもので、グローバルな視点をも念頭に置きながら、葛飾区という地域に密着した課題を解決し、持続可能な街づくりを推進してくことを狙いとしております。

本年のコラムでは、このSDGs宣言に基づくさまざまな情報のご提供を積極的に行いたいと思います。
何卒宜しくお願い申し上げます。

社会保険労務士会シモダイラ事務所
所長 下平 伸一郎

 

 

 

 

2030年に向けた国際社会の共通の目標「SDGs」
2015年9月、国連本部において「国連持続可能な開発サミット」が開催され、150を超える加盟国首脳の参加のもと「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)」が採択されました。このアジェンダは、17の目標169のターゲットで構成されており、国連に加盟する全ての国は、サスティナブルな社会の実現に向けて、2030年までに諸目標を達成するために力を尽くすとされています。

 

 

 

これからも皆様のお役に立てますよう、初心に帰り日々成長して参ります。
本年もよろしくお願い申し上げます。

お問い合わせ