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シモダイラ通信(2019年11月号)

労働関係の最新ニュース、職場のトラブル事例、実務についてのQ&A、助成金情報、社会保険などの解説を
A4判10ページ程度にコンパクトにまとめた【シモダイラ通信】。毎月1回(毎月10日前後)発行しています。
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【シモダイラ通信11月号の主な内容】

①会社パソコンで求人申込み可能に 職安の紹介システムを一新

 

厚生労働省は、令和2年1月から、ハローワークの職業紹介システムを全面刷新します。自宅や会社のパソコンなどによる求職・求人申込みが可能となり、待ち時間の削減など、求人・求職者双方の利便性・効率性を向上させるのがねらいです。

 

新システムでは、求人企業に「マイページ」を付与します。事業所のパソコンを通じてマイページを開設すれば、原則として窓口に書類を持参する必要がなくなり、採否連絡もマイページ経由となります。

 

求職者についてもパソコン利用(マイページ開設)による利便度を高め、ミスマッチの解消を図ります。同時に、労働市場のインフラ整備として「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」(仮称)の運用開始を急ぐとしています。

 

 

②資格取得届等をワンストップ化 労働・社会保険の手続簡素化へ

 

令和2年1月1日から労働・社会保険関係の手続きが簡素化されます。たとえば、現行の資格得喪関連届出は、雇用保険がハローワーク、社会保険が年金事務所(日本年金機構)等と異なります。

 

改正後は、協会けんぽの被保険者に限り、社会保険の届出を所轄労基署(取得時のみ)・ハローワーク(得喪どちらも可)経由で提出することも可能になります。一方、雇用保険の届出を年金事務所(得喪どちらも可)・所轄労基署(取得時のみ)経由とする選択もできます。

 

新規事業場(所)の設立等に際しても、徴収法に基づく労働保険関係成立届(一元適用の継続事業に限ります)を、社会保険の「新規適用届」または雇用保険の「適用事業所設置届」と合わせて、労基署、年金事務所、ハローワークのいずれか経由で届け出ることができるようになります。

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