
コラム
【求人者の皆さまへ】一読しておきたい、厚生労働省リーフレット
複数の雇用仲介事業者から利用料金等を請求されるトラブルが増えています
採用した労働者について、複数の求人サイトから成功報酬(手数料)を請求されるケース、ハローワーク経由で採用した場合にも請求を受けるケースが増えています
要旨
募集情報を提供する事業の中には、求人者の方からサービス利用料金(情報提供代金)を労働者採用後に「成功報酬」という形で、徴収するものがあります。(成功報酬型の募集情報等提供事業)
求職者から事業者への採用決定報告に対して、事業者がその求職者に金銭を提供することが、複数の事業者への採用決定報告につながり、求人者が採用決定と直接関係があるとの認識のない事業者からも請求を受けるなどの事案が発生していました。このため、募集情報等提供事業者による労働者への金銭等提供が禁止されました。(令和7年4月施行)
職業紹介サービスを利用する際のチェックポイント
要旨
次の各シーンにおけるチェックポイントが紹介されています。
1. 職業紹介事業者を選ぶとき
①事業者に関する基本的事項 ②事業者・担当者の姿勢 ③事業者のサービス内容
2. 職業紹介事業者を実際に利用するとき
①求人の希望を伝える ②人材の選定 ③採用時~採用後
「人材サービス総合サイト」をご活用ください!
要旨
人材サービス総合サイトでは、国内全ての職業紹介事業者に関する以下のような情報を確認することができます。
事業者を選択する際などにご活用ください。
・紹介事業者があっせんした就職者数、就職者数のうち採用後6か月以内の離職者数
・紹介手数料の上限
・返戻金制度の有無 など
民間人材サービス(職業紹介、募集情報等提供)を利用する際の留意点
要旨
求人者が、人材を採用するために利用している民間人材サービスには、あっせんを行う「職業紹介事業」のほかにも、「求人メディア」や「人材データベース」など、募集情報等を提供する事業(募集情報等提供事業)があります。例えば、ウェブ上に求人を載せたり、応募やスカウトメールの発信を、アプリ上で求人者・求職者間で直接行う機能を提供するサービスは「募集情報等提供事業」になります。
料金や違約金などをめぐるトラブルも起きています!契約内容を十分確認の上、契約してください
募集情報等提供事業者(求人募集サイト、人材データベース等)が新たに遵守すべき事項
要旨
募集情報等提供事業者(求人募集サイト、人材データベース等)は、令和7年4月1日から、利用料金の額や発生条件、違約金の額、解約方法等を含む契約の内容を分かりやすく明瞭かつ正確に記載した書面または電子メールその他適切な方法により、あらかじめ労働者の募集を行う方に誤解が生じないように明示することが義務づけられました。
このリーフレットでは求人募集サイトを利用する際のチェックポイントが示されています。
関連記事
- 東京都最低賃金、63円引上げが答申される くわしくはこちら:東京都最低賃金の63円引上げを答申 以下、転載します。(東京都の最低賃金引き上げは例年10月1日付でしたが、今年は10月3日付以降になる見込みとのことです。) ... 人事労務 最新情報
- 令和6年度個別労働紛争解決制度の施行状況 / 令和6年度過労死等の労災補償状況 厚生労働省より6月25日(水)「令和6年度個別労働紛争解決制度の施行状況」、「令和6年度過労死等の労災補償状況」が公表されました。 令和5年度との比較:令和5年度個別労働紛争解決... 人事労務 最新情報
- 教育訓練休暇給付金について くわしくはこちら:厚生労働省「教育訓練休暇給付金」 こちらも確認:厚生労働省「令和6年雇用保険制度の改正内容について」 多様な働き方を効果的に支える雇用のセーフティネットの構築... 人事労務 最新情報
- 19歳以上23歳未満の健康保険被扶養者に係る認定について 19歳以上23歳未満の健康保険被扶養者(被保険者の配偶者を除く。)に係る認定について、現行年間収入130万円未満のところ、令和7年10月1日より150万円未満として取り扱うこととな... 人事労務 最新情報
- 03-6754-2322 受付時間:9:30〜17:30
- お問い合わせフォーム