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【対談動画】Afterコロナ期に向けたスポーツ界の在り方 指導者も、科学の力と学び続ける必要性

2020年9月30日にUPされたものですが、スポーツ庁のYoutubeチャンネルで以下の動画が公開されています。
企業の人材育成やマネジメントにとっても、示唆に富む非常にすばらしい対談でしたので、ご紹介します。

【対談動画】Afterコロナ期に向けたスポーツ界の在り方 指導者も、科学の力と学び続ける必要性 
鈴木大地スポーツ庁長官(当時)×桑田真澄(野球評論家)×益子直美(バレーボール指導者)

スポーツ庁ホームページ (mext.go.jp)

筆者(下平)にとって印象に残ったところを、以下に記します。

桑田氏:スポーツ界も医科学を活用する時代へ

・スポーツは自分で考えて行動する選手が上達する。言われたことしかできない人は、社会に出ても活躍できない。
・競技人口の低下はむしろ良いこと。最大化よりも最適化が重要。1度も試合にでられないような状況はハッピーでない。試合に出てこそ課題が見つかり、練習で課題を克服していくことにつながる。
※高校球児約17万人のうち、1年間で試合に1度でも出場した選手は5万人に留まる、というデータがある。
・プロ野球は勝利至上主義でよい。だが、学生野球は人材育成主義であるべき。育てて次のステージへ送り出すことが大事。
※甲子園がすべてではない、人生の勝利者にならなければならない。
・勉強も、友達との遊びも、恋愛も、バランスの良い学生生活をしてもらいたい。
・マスターズ甲子園に出場してみて、指導上の気づきもあり、スポーツの楽しさを再確認した。
・コーチは選手の伴走者。選手とともに考え、悩み、苦しみ、そして喜ぶ伴走者である。
・指導者のライセンス制の導入が必要。みんなで学び、みんなで子供を大切に育てていく野球界にしたい。
・コロナでよかったことは練習量が減ったこと。成長期の選手にプラスとなった。自身も高校時代に練習時間を3時間に限定する改革を行った。
・練習、栄養、睡眠のバランスを考えて指導していくべき。
・各スポーツ団体・連盟はどこも素晴らしいミッション・理念を掲げている。その実践ができていない。

益子氏:「監督が怒ってはいけないバレーボール大会」を開催している

・怒る監督「俺のときはもっとひどかった」、すべてを投げうって指導に打ち込んでいる。
・答えを100%先生にもらって、それを無難にこなしている感じだった。自分で考える力が育っていなかった。
・厳しい練習、多い試合数 ⇒ 厳しい、こわい、楽しくない ⇒ 素質ある全国大会出場選手でも燃え尽きてしまう
・現役のときの目標は「やめること!」だった。
・最近になって初めてバレーボールを買った。体育館を予約し、仲間を集め…という下準備から行う楽しさを知った。
・指導者は常に学び続ける必要がある。
・日本は基本に忠実。アメリカは逆足だったりいろいろ雑だがメンタルが強い(ピンチなときほど自分をアピール!) ⇒ いまや世界屈指の強豪国に
・ベテラン監督に話を聞いた「選手第一でなかった。一旦は反省するが、暴力への依存からなかなか抜けられなかった。」
・(バレーボールが嫌いだった自身を踏まえ)何歳になっても(バレーボールが)楽しい、大好きと思ってもらえるような指導をしてほしい。
・コミュニケーション。選手はひとりひとりタイプが異なる。聞くことが大事。監督自身も選手とのコミュニケーションに戸惑っている。
・怒らない代わりの指導方法は? アンガーマネジメント、モチベーションを上げ、前向きになるには…など学び直す機会となり、自信と成長につながった。
・バレーボールはなぜそんなに練習時間が長いのかと言われる。引退した当時、現役時代に視野が狭かったことを悔やむ。
・スポーツは楽しいことが基本。スポーツの目的、ビジョンを持ちながら取り組むことが必要。
※自身はバレーボールがすべての人生で、引退したときに何もなく、不安にさいなまれた。

鈴木大地氏(前スポーツ庁長官)

・自身もげんこつを受けたことがある。そこでがんばらなくなった。
・指導者は体罰で早くなる(上達する)ものと勘違いしている。
・指導者と選手の上下関係。アメリカでは対等とまでは言わないが、フランクな関係。
・自分も指導者であったが、イライラしたり怒ったりすると、自分のなかで変な酵素?ホルモン?が出る感じ。
・そこで、自分でがんばるように仕向けたり、雰囲気を変えたらとたんに強くなった。
・スポーツは人を育て、人生をより豊かにするもの。競技力向上・勝利に限定されるものではない。

 

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